元気!みんなのまち岩見沢 松野さとる

今シーズンの除排雪体制について

12月に入り、積雪ゼロの日が続いていましたが、数日にわたって連続した降雪に見舞われ、いつもの岩見沢らしい雪景色となりました。この雪景色も岩見沢の「たから」ではありますが、ここ数年の降雪状況を鑑みれば、景色を楽しむ余裕もなく、逆に心配事の種に見えてしまうのではないかと思います。中でも最も気がかりなのは、やはり除排雪に関することではないでしょうか。

さて、岩見沢市では、平成26年度の除排雪事業予算を約12億円確保するとともに、70名体制で除排雪対策本部を設置(豪雪警戒体制時には更に48名を増員)し、市民の皆様の安全・安心の確保、生活・経済活動を支えるべく、しっかりと準備をしております。

また、平成24年度から行っております岩見沢市の総合的雪対策におきましては、除排雪機械の大幅な増強や、雪下ろし安全装備の無料貸し出し、市のホームページ、メールサービス、フェイスブックやコミュニティFM等での情報提供(平成25年度には『冬のくらしガイドブック』を全戸配布)、パトロールや間口除雪等の弱者支援等を引き続き実施していきます。

弱者支援班の活動の様子

弱者支援班の活動の様子

さらに、高齢者世帯等雪下ろし助成制度では、対象世帯に係る要件の緩和(市内に子が居住している世帯、入院等で不在の世帯、障害者手帳保有者世帯も助成対象に拡充し、落雪により窓等がふさがって日常生活に支障がある雪処理費用も対象に追加)を実施するとともに、空き家対応におきましては、パトロールによる公道への落雪防止や危険回避措置に加え、所有者への条例に基づく指導の充実・強化を図ります。

また、雪堆積場の問題におきましては、公園への雪入れについて、基本的なルール作りや施設のレイアウトのあり方などを検討するためモデルケースを設定して調査を始めます。地域自主排雪の増加に伴う支援強化として運搬排雪班の増設や近年の大雪傾向を踏まえて設計基準を6.5mから7mに引き上げる等、新たな対策も講じています。

その他にも、気象予報で大雪が予想される場合においては、朝方に集中する降雪にも対応すべくバス路線の確保を最優先とした迅速な排雪を実施し、直轄機動班による拡幅作業の準備をしています。ただ、自然現象に対して完璧な対応をするのは極めて困難であり、また、限られた予算の中での対応となりますので、100%ご満足していただくには至らないかも知れません。しかし、できうる範囲の中で最大限の努力をしていきますので、市民の皆様のご理解とご協力をお願いします。

除排雪業者の皆さんも頑張ってくれています

除排雪業者の皆さんも頑張ってくれています

今のところ、幸いにも大きな混乱や事故もなく、平穏無事な冬を迎えているところではありますが、平成23年度に記録的な大雪に見舞われたように、突如として自然が牙をむくことがあります。備えて備え過ぎることはありませんし、岩見沢市民が一丸となって立ち向かえば、乗り切れない困難はないと思います。恐れず、しかし侮らず、雪と上手に付き合いながら、皆で暖かい春を笑顔で迎えられるよう、市役所も全力で立ち向かいます。

<雪下ろし安全装備の貸出について>

防災対策室で貸出(無料)を行っています。貸出期間は最大で3日間(返却日が閉庁日の場合は翌開庁日)となります。
※貸出には申請者の印鑑と身分証明が必要です。

<屋根雪下ろし等費用の助成制度について>

詳細は下記URLよりご確認ください。 http://www.city.iwamizawa.hokkaido.jp/i/kouhou/snow/cont/yukiorosi-jyosei.htm

投稿:2014年12月22日