早いもので、平成24年9月の初当選以来、多くの皆様に支えられ、これまで3期12年にわたり、市政に取り組ませていただきました。
今年8月には岩見沢市長選挙が執行され、新聞報道等でご存じかと思いますが、4月17日に後援会の皆様から大変力強く、心温まる出馬要請をいただきました。
また、私自身、これまでの取り組みの成果、あるいはそれを土台とした次のステージ、岩見沢の未来創造へチャレンジさせていただきたいとの思いに至り、4期目への出馬を表明させていただきました。
これまで「市民生活の質の向上」と「地域経済の活性化」を大きな目標に仕事をさせていただいてきました。
いくつか例を申しあげますと、まず除排雪についてです。
特別豪雪地帯の岩見沢市にとって、冬の暮らしを守るということは非常に重要です。市長就任時より、除排雪予算を大幅に増やして対応するとともに、多くの関係者の皆様と一緒に知恵を絞り、総合的雪対策として様々な助成制度を創設するなどの取り組みを行ってきました。もちろん除排雪事業者の皆様の高度な技術と知識の賜物ではありますが、お陰様で岩見沢市の除排雪体制は素晴らしいとのお声をいただくことが多くなりました。
また、基幹産業である農業の振興も大きな課題のひとつであります。いわみざわ農業協同組合をはじめとする関係各所としっかりと連携し、道内有数の米どころである岩見沢のお米の販売拡大を目指し、精米施設を整備したほか、農業者の所得向上、新規就農支援など多くの施策を展開してきました。
さらに、岩見沢の強みであるICT(情報通信技術)基盤を活かしたスマート農業の取り組みは、今や国内のみならず、海外からも視察に訪れるほど高い評価をいただいています。
日本全国で人口減少が進み、今年4月に発表された「人口戦略会議」の報告書では、全国で40%超えの自治体、北海道では65%を超える自治体が"消滅する可能性がある"とされました。岩見沢市も、消滅可能性自治体とグループ分けされており、改めて厳しい状況が示されました。
一方で、この報告書の中では、岩見沢市の若年女性人口の減少率は改善されており、これまで取り組んできた、中心市街地に設置した「えみふる」を核とした相談・支援体制の充実や、子ども医療費の助成拡充、不妊・不育症治療費助成など、様々な取り組みの成果が出てきていると考えています。
最後に、多くの市民の皆さんが注目をしている新病院の建設についてです。今年度から実施設計の作業に入っていますが、コロナ禍前まで戻らない患者動向を踏まえた施設規模の見直しや建設コストの上昇など、課題は少なくありません。新病院の適正規模の検証と併せて、本プロジェクトの関係者が知恵を出し合って建設コストの削減を図り、市財政や病院経営に与える影響もしっかりと検証した上で、岩見沢市の医療、南空知圏域の医療を維持するために、新病院の建設に向けた道筋をつけてまいりたいと考えています。
これまで積み重ねてきた取組みと、その成果を基礎として、未来のあるべき姿を見据えながら、当面の課題にもしっかりと取り組み、初心を忘れずチャレンジする姿勢で、新しい時代への歩みを進めていきたいと思います。
これからの岩見沢市のまちづくりへの政策を『元気八策2024』として下記にまとめましたので、是非ご覧ください。
投稿:2024年5月31日