元気!みんなのまち岩見沢 松野さとる

進化を続けるスマート農業

度々ご紹介しているスマート農業についてですが、最先端の技術を取り入れながら進化を続け、現在、世界から注目されるまでに発展しています。

まず、昨年(令和元年)6月28日には、岩見沢市、北海道大学、NTTグループの三者において、5G(第5世代)移動通信システムの整備、ロボットトラクターの遠隔制御技術の開発等、最先端のICT(情報通信技術)を活用したスマート農業の推進に向けた研究、技術開発に関する連携協定を締結しました。これによって岩見沢市のスマート農業の取り組みが、大きく前進することになります。

連携協定調印式

「連携協定調印式」

5Gについて簡単に説明しますと、5Gとは5th Generationの略で、第5世代移動通信システムと呼ばれる次世代通信規格のことです。5Gは現行の4G(第4世代)の100倍近い通信速度が見込まれるほか、遅延の発生が従来のものより非常に低いため、遠隔操作等、様々な分野において、よりスムーズな運用が可能となります。

この後、国内外からの視察が相次ぎ、8月28日には鈴木直道北海道知事、10月9日にはドイツ連邦議会の議員団、翌10日には日本経団連のメンバーが視察に訪れ、9日には国内初となる、5Gを使ったロボットトラクターの遠隔操作の実証実験が行われました。また、10月28日には初の合同視察会を開催し、国や自治体関係者、IT関連企業や農業団体等、道内外から約100名のご参加をいただきました。

ドイツ連邦議会議員団による視察の様子

「ドイツ連邦議会議員団による視察の様子」

実に行政面積の41.2%を農地が占め、水稲の作付面積においては道内最大と、農業は岩見沢市の基幹産業ですが、農業就業人口はここ10年で22.5%減少、平均年齢も57.6歳と上昇し、農家1戸当たりの平均圃場面積も20haと拡大傾向にあるなど、農業を取り巻く環境は非常に厳しいものであるため、持続性確保に向けた取り組みが急務となっています。これらは岩見沢市だけでなく、多くの自治体でも、また海外でも同じような状況が生じています。これらの課題解決をはじめ、作業効率や品質の向上、収穫量の増加等、岩見沢市のスマート農業の取り組みには、国内外から大きな期待が寄せられているところです。

岩見沢市の未来、農業の未来を明るいものにするためにも、スマート農業の実装・普及は不可欠であると考えます。今後も関係機関との連携を密にしながら研究・技術開発を重ね、早期実現に向けて取り組んでまいりますので、引き続き市民の皆様のご理解、ご協力を宜しくお願いいたします。

投稿:2020年1月10日