元気!みんなのまち岩見沢 松野さとる

平成30年度 市政報告会

まず、9月6日に発生しました北海道胆振東部地震により亡くなられた皆様に謹んで哀悼の意を表しますとともに、厚真町をはじめ、道内各地で被災された多くの皆様にお見舞いを申し上げます。

この地震は北海道で観測史上初となる、震度7を記録する大きな地震でした。岩見沢市としてもすぐに消防職員、市立総合病院の医師・看護師、その他市職員を被災地等に派遣し、支援活動を行いました。道のりは長く険しいと思いますが、被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

このような自然災害は、いつ、どこで起きても不思議ではありません。今年はすでに西日本を中心とした「平成30年7月豪雨」や台風21号が猛威を振るい、甚大な被害が発生しています。岩見沢市におきましては、事前防災にもしっかりと対応し、より災害に強いまちづくりを推進するため、これまでの取り組みに加えて、国土強靭化地域計画を、現在、策定しています。市民の皆様が安心して、心豊かに暮らせる地域社会の実現を目指し、引き続き多くの課題に取り組んでまいります。

さて、去る平成30年7月11日、後援会主催による市政報告会が行われました。お忙しい中、大勢の方にご来場いただけたことに感謝申し上げるとともに、開催に向けてご尽力いただいた後援会の皆様にも、この場をお借りして御礼申し上げます。

市長に就任してからの6年間、多くの方々に支えられながら、公約として掲げました「元気八策」「新・元気八策」、そのほとんどについて取り組みを進め、更にその拡充に向けて、日々汗を流しているところです。また、喫緊の課題、中長期的な課題など、多くの課題に対して着実に取り組み、成果を積み重ねることができたのではないかと思います。

私の目指す市政の目的は「市民生活の質の向上」と「地域経済の活性化」という、極めてシンプルなものです。岩見沢の基幹産業である農業にICTを取り入れたスマート農業、健康経営都市宣言等をはじめとする、まちの基盤を強固にするための取り組みを推進し、超少子高齢化や人口減少といった課題に立ち向かってまいります。

また、昨年の市政報告会の中でもお話させていただきましたが、岩見沢には3つの日本一がございます。1つは「スマート農業」、2つ目が「食と健康の達人 北大COIプロジェクト」、そして3つ目が全国で初となる「健康経営都市宣言の認定」です。そして今年、嬉しいことに、あそびの広場を核とする「えみふる」の子ども・子育て支援の取り組みが、日本計画行政学会の最優秀賞を受賞し、4つ目の日本一が出来ました。

ただ、この4つの日本一を得たことは、決してゴールではありません。ここからさらにレベルアップを図り、その成果を市民の皆様にしっかりと還元していかなければなりません。

私は市長就任時から、一貫して市役所は「市」民の「役」に立つ「所」であると申し上げてきました。皆様ご存じのとおり、市役所の新庁舎建設や新しい市立総合病院の構想づくりに着手しておりますが、新しい建物を建てることは目的ではありません。どのように活用し、どのようなサービスを市民の皆様に提供していくかが重要です。

今後も引き続き大きな課題に立ち向かい、オール岩見沢、チーム岩見沢で未来に向かってチャレンジしていきたいと思っていますので、更なるご理解とご支援のほど、宜しくお願いいたします。

投稿:2018年9月25日