元気!みんなのまち岩見沢 松野さとる

健康経営実践促進セミナー in 札幌

岩見沢も雪化粧され、本格的な冬が到来しました。冬と言えば鍋が美味しい季節です。その具材の代表的なものとして白菜がございます。実は、岩見沢は道内で一番の作付面積を誇る、白菜の一大産地でもあります。

さて今回は、今年(平成28年)10月21日に札幌で開催されました「健康経営実践促進セミナー」において、岩見沢市での健康経営の取り組みについてお話する機会をいただきましたので、その時の講演内容をかいつまんでご紹介します。

【健康経営実践促進セミナー in 札幌】

岩見沢市が抱える最大の課題は人口減少問題です。市長就任以来、特に力を入れてきた「切れ目のない子育て支援」などにより、社会動態(転入・転出の差分)面で若干の改善が見えてきていますが、将来に渡って「岩見沢市を活力と笑顔あふれる元気で健康なまち」とするため、平成28年1月に「岩見沢市総合戦略」を策定しました。この戦略では4つの「重点施策」を掲げています。

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1点目は、岩見沢市の地域特性・基幹産業である農業を軸に、スマート農業の実践など生産性や品質の向上を図りながら、農産物や農産物を用いた加工食品による産業活性化です。

現在、農林水産省の「革新的技術開発・緊急展開事業」において、北海道大学農学部の野口教授のお力をかりながら、ロボット技術やAI(人工知能)の活用による「低コスト精密農業の実現」、「営農知見(技術や知識)の伝承」などに向け開発・検証を進めております。

この「スマート農業」については、高齢化や営農者減少への対応はもとより、新たな健康食の開発・製造・販売など、岩見沢で生産される農作物を武器とした協働ビジネスの具体化に向けて取組みを進めています。

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2点目は、「若者から高齢者まで誰もが住みやすいまち」についてです。昨年(平成27年)4月より、本格的に展開されている「北海道大学COI 食と健康の達人拠点プロジェクト」に自治体として唯一参画しています。

このプロジェクトは、美味しい食と楽しい運動でプレママ(妊娠する前の女性)からはじまり、 楽しい子育て、健やかな家族、健康で活力のある老後を"笑顔あふれる"社会で創造することを目指すもので、大学や参画企業が考える新しい機能・サービス、例えば、市民の年齢(世代)や身体の状態に合わせた最適な「食事や運動」の展開のもと、健康を目指すというよりも「健康であることが当たり前の生活」に向け、その環境を地域に根付かせていくという考えです。

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3点目は「女性と子育ての日本で一番快適なまち」です。次世代を担う子供たちが、元気(健康)に生活できる、さらには子育て中のご家庭をサポートする施策として、生まれる前からの切れ目のない子育て環境づくりに向け、「安全」「安心」「笑顔」の3つの視点から施策を推進しています。

平成28年の春には、天候を気にせず子どもたちが遊べる屋内型の「あそびの広場」、子育て支援センター、保健センターなど、子どもと子育てに関わる施設・機能を集約した拠点施設「こども・子育て広場」を開設しました。

また、保育料については、第3子目以降の無料化に加え、新たに第2子について国の基準を拡大し、岩見沢市が独自に無料化したほか、所得等を考慮した保育料の細分化による保育料引き下げや、入院医療費助成を中学校3年生まで拡大、病児・病後児保育事業や子育て短期支援事業、不妊治療費助成事業、産前産後ヘルパー事業、ブックスタート事業など、子育て世帯の負担軽減を図りながら、安心して子育てできる環境づくりを進めています。

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4点目は「市民一人ひとりが健康で生きがいを持ってくらせる健康経営を実践するまち」です。今年(平成28年)6月、岩見沢市の「健康経営都市宣言」が全国の自治体で初めて(健康経営研究会より)認定されました。岩見沢市が「健康経営都市」として目指す社会を端的に表現しますと、「あんしん(守る健康)」と「いきいき(創る健康)」です。医療や介護など、いわゆる「あんしん基盤」はしっかりと確保しつつ、持続可能な社会構築に向け、自立し社会参加する「いきいき基盤」を連動する新しい地域コミュニティづくりの推進を基本目標としながら、同時に、市民が健康であることはもちろんのこと、まち全体(企業や市の財政等)も健康で、「生きがいを持って暮らせる地域づくり」が「健康経営都市」の重要かつ大切な目標と考えています。

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岩見沢市では、現在、内閣府による認定のもと、地方創生加速化交付金を用いて「健康経営都市構築」に向けた取組みを開始しています。この施策は「新しい暮らし」、「新しい産業」、「新しい地域」の3つの施策を連動させながら、例えば「自立型地域包括ケアサービス」の具体化など、市民が将来に渡って健康で快適に暮らせる環境形成を目指すものです。

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「新しい暮らし」では、北海道大学COIとの協調やクラウドデータセンターなど当市のICT基盤を用いながら、「健康予報(健康診断データ等を蓄積し今後の健康状態に対する予測と予防方法等を提案するシステム)」など市民生活にわかりやすいサービス、いわば健康羅針盤的な地域環境の準備を進めています。

また、「新しい産業」では、例えば「健康食品(美味しい病院食等)」の開発・販売など、岩見沢の武器である「農・食品」に関する取組みを進めることで、農業生産分野の活性化はもとより、女性や高齢の方でも活躍できる就労環境の構築なども期待しています。

さらに、「新しい地域」については、市民を主人公としながら、商工会議所や金融機関、大学などと連携しながら、持続可能な地域社会形成に向け、新しい公共プラットフォーム(基盤)形成を目指しています。

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以上が講演内容になります。

平成28年も間もなく終わろうとしています。来年も引き続き市政へのご理解とご協力を賜りますようお願いするとともに、市民の皆様が健康で明るく、幸多き新年を迎えられますよう祈念しております。

投稿:2016年12月16日