明けましておめでとうございます。市民の皆さまには、輝かしい新年をお迎えのことと、心からお喜び申し上げます。
私は、行政サービスに対する満足度を高めることを基軸として、市民の皆さまが快適かつ安全で安心して、健康で暮らせるまち、いつまでも住み続けたいと思ってもらえるまちを目指し、今年もオール岩見沢でまちづくりに取り組んでいく決意です。
市を取り巻く環境は、大変厳しい状況が続いており、特に人口減少に関しては、喫緊の課題として取り組まなければならないことから、昨年、2つの組織横断型の課題対策チームを設置いたしました。
人口減少と地域経済活性化という2つの課題について、現状の調査・分析、把握を基本に、既存事業の効果検証、課題整理、先進事例等の研究などを進め、市として短期的、さらには中・長期的な戦略を構築し、今後の施策にしっかりと反映させてまいりたいと考えています。
また、昨年9月11日には、気象庁の大雨特別警報の発令を受け、市民の皆さまの安全確保のため、市内全域に避難勧告を出しました。幸い大きな被害とはなりませんでしたが、初めての特別警報に反省点や学ぶべきことが多く、避難勧告の基準や避難所のあり方の見直しを含め、危機管理・防災体制強化の重要性を再認識し、現在、具体的な見直しに着手しています。いかなる災害が発生した場合にも対応できるよう、町会(自治会)はじめ関係機関としっかり連携し、災害に強いまちづくりに、引き続き取り組んでまいります。
今後、少子高齢化の進行に加え、急激な人口減少が予想されることから、岩見沢の持つ特性や優位性を大きく伸ばし、市民の満足度を高める施策の展開に向け、次の4つを重点分野に取り組んでまいります。
市政の基本である、市民の安全・安心の確保と生活の質の向上に取り組んでまいります。
社会の希望・未来をつくる力である子どもたちが、健やかにたくましく育ち、子どもたちの笑顔あふれる社会を実現するため、安心できる子育て環境と質の高い教育環境の充実、さらには子どもから高齢者まで、健康で地域で生きがいを持って暮らせる魅力と活力あふれるまちづくりを進めます。
基幹産業である農業の発展や中心市街地の活性化に対する支援の充実、ICT(情報通信技術)の具体的な利活用、雇用の拡大と経済の活性化に取り組んでまいります。
人口減少や少子高齢化の進行など、多くの課題に対応するため、市民ニーズを的確に把握しながら、市民が市政に参画する仕組みづくりを進め、市民力を高める支援を強化するなど、市民とともに築くまちづくりをより一層進めてまいります。
こうした取り組みを通して、成果を意識した効率的・効果的な行財政運営を図りながら徹底した現場主義のもと、それぞれの施策の質・量・スピードを高め、市民の皆さまの満足度をより一層高めるよう、全力で取り組んでまいります。
まちづくりには市民の皆さまの力が欠かせません。岩見沢市の持っている魅力をさらに磨き上げ、10年先、20年先にも住み続けたい、住んでよかったと思っていただけるまち、そして日本一元気で健康なまちを目指し、市民の皆さまとともに、一緒に汗を流して取り組んでまいります。
本年が皆さまにとりまして、活気に満ちた笑顔あふれる幸多き年となりますよう心からお祈り申し上げ、新年のあいさつといたします。
平成27年 元旦
投稿:2015年1月1日